先日、1回目のサターンリターン(土星回帰)を迎えたばかりの方と出生ホロスコープのセッションを行いました。
出生ホロスコープでは、出生図にある10天体の才能と活かし方をご説明していきます。
最近セッションをしていてつくづく、土星を意識してその課題に取り組み続けることが本当に大切だなぁと痛感しています。
サターンリターンとは
サターンリターンとは、自分の出生図の土星の真上にいま運行中の土星が重なることで、
1回目は29歳前後、2回目は60歳前後
にやってくる人生の転機のことを指します。
1回目の場合は、仕事の責任レベルが上がるとか、結婚、転職、異動、転勤、早い方は離婚などライフステージが大きく変わる時です。
ご自身が29歳の頃どのような転機を迎えたかを振り返ってみると、しっくりくると思います。
ちなみに私はキャリアアップのために、アメリカのサンディエゴに1年ほど留学をしていました。まさに、人生の転機でした。
そして56〜60歳ごろに迎える2回目のサターンリターンは、人生の大きな棚卸しのタイミングです。
残りの人生に必要なものを精査して、不要になったものは手放し残ったものをより洗練させていきます。
先日アバンダンス ホロスコープをお申し込みくださった方々は、2回目のサターンリターンを控えて、
やりたいけれど、興味はあるのだけど…やったらダメだよね…
とこれまでご自分でブレーキをかけていたことに、チャレンジしていく準備に入る方が多かったのが特徴的でした。土星の制限やコンプレックスを乗り越えていくアクションです。
でも実は運行中の「土星」が私たちにツッコミを入れるのは、この29歳、60歳ごろの2回だけではないのです。
土星のハーフリターン
1回目のサターンリターンから7年ぐらいの周期で、土星からは手放しと土台の調整のツッコミが入ります。
年齢としては、
34−35歳、42-44歳、51-52歳ごろ
がそのタイミングです。いわゆる中年の危機(ミドルエイジ・クライシス)の頃とかぶります。
35歳ごろは天体の年齢期が、人生の目的である太陽から、社会へ自分を打ち出す火星へと変化もするので、転機が訪れやすい時です。
太陽星座と火星星座のエレメント（火地風水）が違う方の場合、その変化に対する葛藤は大きい傾向にあります。
私の場合、1回目のハーフリターンの頃は、会社員から個人事業主になった頃と重なります。
太陽「双子座（風）」から火星「獅子座（火）」への変化でした。つまり知識や情報を拡散する「風」から自己の存在を確立する「火」へのシフトで、その頃はまだこの知識は知らなかったのですが、天体のハウスからも個人事業主という選択をしたことが理解できます。
また2回目(42-44歳)の土星のハーフリターンの頃は、運行中(トランジット)の変革の天王星が出生図の天王星と向き合う（オポジション）頃とも重なります。
私は2022年に2回目の土星のハーフリターン＆天王星のオポジションを迎えましたが、仕事へのプレッシャーを乗り越えるのと自身を変革していくのに、なかなか馬力が必要な状態でした。
クライアントさんの中には、30歳の頃のサターンリターンから3回目のハーフリターンまでの各タイミングで、結婚→出産→離婚→転職を経験された方がいらっしゃいました。
あなたはいかがでしょうか？
土星の課題に取り組むことでもたらされる恩恵
出生図にある「土星」の星座の質＆ハウスの活動は、本人にとってはコンプレックスや苦手意識、課題として感じるものなので、ほとんどの方は
それはやりたくない
それはやったらダメなこと
として認識しています。
そしてもちろん積極的に取り組もうとはせず、むしろ避け続けようとします。私もずっとそうでした…
でも実は、この土星の課題に早くから取り組みやり続けると、土星なだけに人生の安定した土台となるんです。
自分の内側にあるコンプレックスや壁へのある種のバンジージャンプですね。そのバンジーを飛ぶと、それは人生の土台となってくれるというギフト付きのジャンプです。
なので、早いうちからホロスコープで自分の土星の課題を知り取り組んでおくことで、後に安定した土台という
大きな恩恵をもたらしてくれます。
あと出生図の土星が他の天体にツッコミを入れる角度にあると、そのプレッシャーを受けている天体もその質や才能を発揮することを躊躇ってしまい、出生図全体のエネルギーは活性化されません。
例えば金星がプレッシャーを受けていると、楽しんではないけないとか、恋愛は苦手ーーと思ってしまったり。
本当にとってもとっても、もったいないのです！！
土星先生が与えてくれるのは、後々のことを考えての愛のツッコミ♡なので、ご自身の土星の課題は早々にしっかりと認識しておき、そのプレッシャーを乗り越え、自分らしく心も満ちた人生を創造していくために、その課題に取り組んでいきましょう。
ちなみに土星は1星座に約2年滞在するので、最座の終わり際ではない限り同学年の人とは同じ星座の可能性が高く、これはダメだよね〜の感覚をみな持っているので、そこに不協和音はなく余計に土星の課題には気づきにくいです。
何となく人生の転機を迎えていると感じている方、土星の課題に取り組んでおこう！と思われた方、なんかモヤモヤしている…方など、
より満ちた人生を創造するために生まれ持った才能の活かし方を読み解く出生ホロスコープの セッションをご活用ください。
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なみ