「一生に一度だけ」の天体配置が示すターニングポイント - ソーラーアークホロスコープ

渡邊奈美
2024年4月16日
読了時間: 6分

更新日：8月24日

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今月は木星・天王星の重なりや5月後半から始まる双子座木星期の影響などを確認したいと、ダレクションホロスコープやバースデーホロスコープのセッションが続いています。前後半年のターニングポイント、ライフサイクルの状況・テーマ、今の天体からの影響を知るダレクションホロスコープでは、以下の3つの異なるタイムラインと出生図との関係を分析していきます。

・生まれてから刻み続けている体内時計のプログレス ・一生に一度だけの天体配置から人生のターニングポイントを見つけるソーラーアーク ・今（トランジット）の天体

異なるタイムラインが重複し浮かび上がるメッセージ

この3つが刻んでいるリズムはそれぞれ全く異なるのですが、不思議なことにこの3つのタイムラインと出生図との関わりをそれぞれ分析すると、重複するポイントが表れるのです。それは2つの同じ天体がどのタイムラインでも重なっていたり、星座やハウスのテーマが重複していたり、表れ方は人によって違うのですが、“今はここが大事なポイントだよ”と天体が教えてくれます。それはこれから取り組もうと思っていることや最近取り組み始めたこと、何かしら決意したことへの後押しとなったり、向き合うべき課題の理解・認識であったり。私はお会いしてお話を伺うまでクライアントさんの置かれている状況や考えはもちろんわからないわけですが、それでも重複したテーマについてご説明すると、皆さん「あぁやっぱり」という顔をされます。特に一生に一度の天体配置が人生のターニングポイントを示すソーラーアークからのメッセージは、「今はもうそのタイミングだよ」と自分の内側からの後押しを感じられます。

例えば、私は「ソーラーアークの月」と「出生の天王星」がピッタリ向き合っていた時に、長年のパートナーと別れ、収入源の仕事・家・パートナーが同時にゼロになりました。

この2天体が向き合う時は、自由や自立を求めて生き方を変える時を表します。しかもその2天体は、「キャリア・社会的な居場所」と「家庭・心の拠り所」のハウスで向き合っていました。

あまりに天体の示唆がそのまんまで、気づいた時は本当に驚きました。ソーラーアークなどの天体からの影響をキッカケに、私はやっと決断することができました。

人生を変えるきっかけとなったのは、内側からの『もうこんな状態はイヤだ』という強い声だったのを覚えています。

▶︎ その当時のその他の天体配置についてはこちらの記事から

人生のライフサイクルを表す「プログレスの月」を把握する

そしてホロスコープのセッションをしていてつくづく重要だと感じるのは、人生のライフサイクルを示すプログレスの月が今どのハウスを通過しているのかを知っておくことです。プログレスの月は27.5年で出生図を一周し、およそ2年半をかけて1つのハウスを通過していきます。プログレスの月が1ハウスから3ハウスにある時、4ハウスから6ハウスにある時、7ハウスから9ハウスにある時、そして天頂のMCを通過し、10ハウスから12ハウスにある時では人生のライフサイクル、バイオリズムが全く異なります。 プログレスの月が社会的なピークとなるMC・10ハウスへ近づいていたり、すでに10ハウスに入っているのに、その流れを活かしきれずに誰かのために自分の時間を捧げてしまうのは本当にもったいなく… 今は人生100年時代とはいえ、28年後の次のピークはどれぐらい元気に迎えられるだろう…とつい考えてしまいます。

プログレスとソーラーアーク、トランジットのメッセージが重複した私の例

前回、私の「プログレスの月」が10ハウスを通過していた時は、仕事や社会活動がとても充実していて、会社員のキャリアとしてはまさに、様々なチャレンジからピークを迎えるといった流れでした。プログレスの他の天体も、出生図の天体やアングルと関係があり、拡大・繁栄を示唆していました。またこの時、ソーラーアークのホロスコープでも月が出生図のMCに重なるなど、複数のソーラーアーク天体が特徴的な配置を取っていて、こちらも繁栄や人気を表していました。さらにその当時（トランジット）の拡大・恩恵の木星は、私の出生図のMC（天頂）を数度過ぎた10ハウスにありました。これも、天体からの重複したメッセージですね。占星術の視点でこの頃を振り返ると、これでもか！というぐらい天体からの示唆が満載で、見れば見るほど面白いホロスコープです。こうやってホロスコープの様々な分析手法で自分の過去を検証すればするほど、自分独自の人生のバイオリズムが確実に存在しているのを感じます。バイオリズムはひとりひとり異なるので、誰かと比べるのはもちろんナンセンスで、他者を気にするよりも自身のテーマをやり切ることに集中することが大切です。何も考えなければ今日は昨日から続くただの1日で、浸かろうと思えば目の前の思うようにいかない状況に感情的にもどっぷり浸かってしまえる時間にもなりますが、今の自分の状況やテーマを知ると自分に対する視点が客観的になって、今日は28年周期の中でその状況・テーマに取り組んでいる大切な1日と捉え方が変化します。そうすると日々の充実度、取り組むべきことへの取り組み方も変わっていきます。なので自分の今のテーマを認識した上で、自分らしい人生・ビジネスの創造に取り組んでいきましょう。

◆人生のバイオリズムを活かして「数年来の望み」を叶えた方のお話はこちらから

ダレクションホロスコープでは、生まれてから刻み続けている体内時計から今のライフサイクルの状況・テーマを知り、世界の占星術家が1番に使う時期予測法のソーラーアークで前後半年のターニングポイントを見つけます。今の天体の流れを積極的に活かして、自分らしい人生・ビジネスの創造をスムーズかつ加速していきたい方にオススメです。